
『我讨厌妈妈』
酒井驹子 /文・图
彭懿 /译
2007.6 南海出版公司(海口)
酒井駒子 『ぼく おかあさんのこと…』
2000.5 文溪堂
日本語原作版と前回のハングル版、そして中国語翻訳版を読み比べてみて感じたことをつづってみました。
1.まず、題名が、とても興味深い。
日本語原作版 『ぼく おかあさんのこと…』
→ハングル版 『나는 엄마가 좋아』(ぼくは おかあさんが好き)
→中国語版 『我讨厌妈妈』(ぼく おかあさんが嫌い)
三者の違いは文化の違いだろうか? 日本人は、曖昧に言葉を濁してはっきり言わず、韓国人は、言葉で愛情をはっきりと言い表し、中国人は、好きより嫌いに重点を置いている。というか、商魂たくましいと言うべきか。
本屋の絵本コーナーの棚に『 ぼく おかあさんが嫌い!! 』などという題名の本が並んでいれば、母親としては心穏やかならぬものを感じて、思わず手に取ってみるのではないでしょうか? そして、中を見てみると、書いてあることは、まったく逆のことであるならば、安心して、つい買ってしまいたくなるのではないだろうか? うまい心理作戦だ!
もしくは、中国でも、母の愛情に飢えた、かつての子供たちが、今や母親となっている--そういう人が多いのだろうか?
2.「ぼくは、おかあさんとしか結婚したくないのに」
→나는 꼭 엄마랑 결혼하고 싶은데(ぼくは、必ず、おかあさんと結婚したいのに)
→我只想跟妈妈结婚呀(ぼくは、ただ、おかあさんと結婚したいのに)
3.「もう、こんなおかあさん、お別れしよう」
→이제 엄마하고는 끝이야(もう、こんなおかあさんとは終わりだ)
→我不要这样的妈妈了(こんなおかあさん要らない)
あなたが母親なら、どの言葉が一番応(こた)えますか?
4.作者である酒井駒子と この作品については、中国語で解説があるが、訳者に関しては一切ない。 中国では、まだ訳者の地位が低いということだろうか?












